認知症疾患医療センター

認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が損傷を受けたり、働きが悪くなることで、認知機能（物事を記憶する、言葉を使う、計算する、問題を解決するために深く考えるなどの頭の働き）が低下し、さまざまな生活のしづらさが現れる状態を指します。

様々な認知症の症状

“同じことを何度も言う” 　※1
“年中探し物をしている” 　※1
“知っている場所で道に迷う” 　※1
“日付がわからない” 　※1
“いらいらして怒りっぽい” 　※2
“意欲がなくぼんやりしている” 　※2
“幻覚、妄想を訴える” 　※2
“家族を泥棒呼ばわりする” 　※2

もし、思い当たる症状があれば、気軽に当センターへご相談ください。
また、「単なるもの忘れ（加齢性）なのか、認知症なのかわからない」という場合でもご相談ください。

当センターについて

精神科・脳神経外科・脳神経内科の各医師が協同して外来診療にあたります。

精神保健福祉士と看護師が認知症によって起こる生活上のお困りごとにきめ細かく対応します。

ご希望があれば当院併設のデイケアをご利用できます。

必要に応じ、系列病院であるタムスさくら病院川口への入院を検討します。

｢タムスさくら病院江戸川　認知症疾患医療センター」は認知症医療における〝地域の核”として各医療機関と連携をはかりながら、さらに医療と介護の連携の推進役として、地域に貢献してまいります。

初診・再診：毎日受け付けております
お電話で予約ができます(初診・再診)

※土曜の午後は15:00まで
※日曜／祝日を除く
※予約制（待機状況などにつきましては下記にお問い合わせください。）
※患者様の症状によって、治療時間が変わります。
※通院の頻度は原則として、安定している方で月に1回程度です。
※当センターは担当医制です。曜日によって担当医が異なります。

認知症の治療

＜薬物療法＞

◆中核症状(※1の症状)：抗認知症薬
◆行動・心理症状(※2の症状)：抗うつ剤/抗てんかん剤/漢方薬/向精神薬　など

＜非薬物療法＞

◆傾聴・ケアの工夫
◆生活環境・家族関係の改善に向けたアドバイス
◆介護福祉サービスの導入
　　・重度認知症デイケア

「タムスさくら病院江戸川　重度認知症デイケア」[デイケア ページ]

当センターの流れ(例)

＜問診・診察＞

• ご家族や介護されている方から、もの忘れだけでなく、日常生活の様子や介護状況などもお聞きし、認知症の重症度を評価します。
• ご本人およびご家族と別々にお話をお聞きすることも可能です。

＜検査＞

• 認知症スケール検査
  
• 血液検査：認知症に関連するビタミンB群及び甲状腺ホルモン等
  
• 頭部CT・心電図・胸部レントゲン検査
  
• 必要に応じ、種々な神経心理検査及び提携病院にてMRIなどの画像検査を行います。
  

＜診断・治療＞

• 診断確定後、非薬物/薬物治療を開始し、また福祉サービスの導入についても適宜ご提案していきます。
  

パンフレット「認知症疾患医療センター」[PDF]

熟年相談室の皆さんと協力して、下記の日程で『家族会』を開催しています。

開催場所については当センターへお問い合わせください。

バンビの会
毎月第3木曜日13時～15時

HiToiKi Cafe（ひといきカフェ）
3カ月ごと、第2土曜日10時～12時

『出前講座』もやっています！

概ね5人以上のグループ・団体を対象に、当センターのスタッフが地域へ出向いて　認知症に関するわかりやすいお話をお届けします。
詳細は当センターへお問い合わせ下さい！